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「SLから勢いよく出るのは煙?蒸気?」シンプルな構造をイメージしがちだがその仕組みはかなり複雑!“蒸気機関車のいろは”をイチから解説

「SLから勢いよく出るのは煙?蒸気?」シンプルな構造をイメージしがちだがその仕組みはかなり複雑!“蒸気機関車のいろは”をイチから解説

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石炭をくべることでスピードアップ! そんなシンプルな構造をイメージしがちな蒸気機関車。ところが蒸気機関車が動く仕組みは、かなり複雑。そこでなるべく簡単に、その仕組みを解説する。

執筆者: MonoMaster編集部

SLいろはの「は」走る距離や速度などでも蒸気機関車の仕様は異なる?

蒸気機関車は石炭だけで走るのではなく、水も大量消費します。たとえば東武鉄道のC11大樹はタンク式機関車で、石炭3トンに対して水7トンを積載していますが、水の消費量は多く、条件によりますが運行できる距離は70km程度です。もっと長い距離を運行するには石炭も水も多く必要です。

そこで機関車とは別に、炭水車という石炭と水を積んだ車両を連結したテンダー式機関車の登場となります。速度を早くするには大きな動輪、貨物列車のように力が必要な場合は小さな動輪で運行します。

編集・文/野上真一(SIESTA PLANET) 写真協力/東武鉄道

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MonoMaxの大人版として2018年9月に創刊した『MonoMaster(モノマスター)』。「“遊び心あるモノ・コト”が見つかる」をテーマに、こちらのWEBでは、時計やカバン、ファッション、車から、旅、グルメまで幅広いジャンルの情報をお届け。付録の紹介もしています!

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