鉄道趣味歴は50年以上! 鉄道旅を知り尽くしたジャーナリストが選ぶ! 2025年夏に乗りたい観光列車
選んでくれた人!
松沼 猛さん
1968年生まれ。「レイル・マガジン」「鉄道のテクノロジー」の編集長を歴任。現在は「鉄おも!」編集長を務める傍ら、鉄道専門誌や一般誌、webメディアに写真、原稿を寄稿している。鉄道趣味歴は50年以上。鉄道ジャーナリスト
PICK UP 1! 新型特急スペーシア X
©️東武鉄道
【東武鉄道】新型特急スペーシア X
国際的な観光地、日光・鬼怒川温泉に向かう東武鉄道のフラッグシップとして、ホテルのような上質な客室設備が魅力的。クラフトビールやスイーツも楽しめる。鬼怒川線を運行する「SL大樹」乗車と合わせた旅行もおすすめ(松沼さん)。運行区間:浅草駅⇔東武日光駅・鬼怒川温泉駅
乗車中、車掌が各座席をまわり、写真撮影や沿線観光地の案内などのおもてなしをしているスペーシア X。ラウンジは気品高く落ち着きがあり、カフェカウンターでは沿線の魅力を五感で味わうことができるように、クラフトビールやクラフトコーヒーをはじめ、素材にこだわり土地の魅力を伝える逸品を用意。プレミアムシートでは東武鉄道初となる電動リクライニングやネックサポート付き可動式枕、後部座席に気兼ねなくリクライニングできるバックシェル構造を採用。
【東武鉄道】新型特急スペーシア X
豪華な雰囲気を持たせるだけでなく、乗車した瞬間から五感で日光・鬼怒川への旅を感じられる上質な車両を目指して開発された。
PICK UP 2! 観光特急あをによし
©️近畿日本鉄道
【近畿日本鉄道】観光特急あをによし
歴史情緒あふれる奈良へ向かうのにふさわしい内外装デザインと、ハイバックのソファを備えたツインシート、半個室のようなサロンシートでくつろぎながら、クラフトビールやスイーツを味わえ、贅沢気分を楽しめる(松沼さん)。運行区間:大阪難波駅⇔近鉄奈良駅⇔京都駅
日本の歴史や文化、食を誇る大阪、奈良、京都の三都を乗り換えなしの直通で結ぶ観光特急。「くつろぎの歴史旅へ」を列車コンセプトに、移動時間を優雅に過ごせる列車として2022年から運行を開始。車両正面のエンブレムは幸せの兆し、「吉祥文様 花喰い鳥」がモチーフで、東京2020オリンピックのメダルをデザインした川西純市氏が意匠を担当。車内は古都奈良の正倉院宝物をモチーフとした天平文様などのデザインがあしらわれている。
【近畿日本鉄道】観光特急あをによし
サロンシートはパーティションで区切られ、販売カウンターではクラフトビールや車内限定スイーツなどを販売。
PICK UP 3! 富士山ビュー特急
©️富士山麓電気鉄道
【富士山麓電気鉄道】富士山ビュー特急
富士山の麓を目指し、富士山を見ながら急勾配を登る列車からの風景は、季節によって様々に変化する。1号車特別車両とスイーツプランを選択して、景色と食と富士山観光を楽しむ。特に女子旅におすすめしたい(松沼さん)。運行区間:大月駅⇔ 河口湖駅
富士山に一番近い鉄道として特徴的な列車を多数運行している富士山麓電気鉄道。重厚感が伝わってくる富士山ビュー特急の内外装は、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当。インテリアはぬくもりが伝わってくるような木が基調。特別車両となる1号車にはボックス席や円卓席を設置し、アテンダントによるサービス、フリードリンクを提供する。
【富士山麓電気鉄道】富士山ビュー特急
富士山ビュー特急は3両編成で、1号車は特別車両、2号車は指定席、3号車は自由席となる。
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