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【インタヴュー】日本を知ることから始まったものづくり。俳優・渡部豪太の新プロジェクト「Gotas」

【インタヴュー】日本を知ることから始まったものづくり。 俳優・渡部豪太の新プロジェクト「Gotas」

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プラスチックフリーへの関心をきっかけに、自身の暮らしを見つめ直し、日本の伝統や文化へと目を向けるようになったという俳優の渡部豪太さん。全国を巡る中で出会った人や風土、そして名もなき知恵。そのひとつひとつをすくい上げるようにして生まれたのが、ライフスタイルブランド「Gotas」だ。ものづくりを通して見えてきた、日本の魅力とは何か。その背景にある体験や想いを聞いた。

執筆者: MonoMaster編集部

なくなりつつあるけど実はすごくいいものを、もう一度形に

——第一弾のプロダクトも、水をイメージしたものになっていますね。

そうですね。水はGotasのシグネチャーの一つとして、プロダクトやデザインに昇華していこうと思いました。今回は水面や水の流れをイメージしたグラデーション染めにしてもらいました。ラインナップの一つを手ぬぐいにしたのは、もともと僕自身が日本を知るために持ってみたら、本当に便利だったからです。体も洗えるし、すぐ乾くし、持ち運びもしやすい。気づいたら毎日持ち歩くようになっていて、この良さをちゃんと伝えたいと思いました。

——桐生でのものづくりについても教えてください。

桐生を訪ねたときに出会った籠染めの手ぬぐいがすごく素敵で、裏を見たら染色工場の名前が書いてあって。そのまま連絡したのが始まりです。1919年に創業された染色工場で、現在は東京でグラフィックデザイナーをされていた女性が4代目です。色の表現がすごく綺麗だなというのが印象的でした。実際に工場にお邪魔すると、小さな部屋に染料がたくさん並んでいたんです。それをどう組み合わせるかで色が生まれていくのを間近で見ることができました。一方で、町の中で少人数でものづくりが続けられているのも印象的でした。桐生という町自体が、繊維から日本の産業を支えてきた場所でもあるので、そういう背景も含めて、とても魅力的だなと。

——完成したプロダクトを手に取ってみていかがでしたか?

まさに“水のよう”! 同じように見えても一つひとつ表情が違っていてすごくきれい。これから使っていく中で、どう変化していくのかも楽しみなんです。色が少しずつ変わったり、生地がくたっとしてきたり。それも含めて長く付き合っていけたらいいなと思っています。

桐生の縫製工場で一枚一枚仕立てられたTシャツ。生地は綿100%、織りから加工まで両毛地域で一貫して手がけた“Made in Kiryu”の一着。染めは一点ごとに施され、色の出方やグラデーションにそれぞれ異なる表情が宿る。¥10,450

もともとプロダクトを手がけるなら手ぬぐいをと考えていたという渡部さん。水を思わせるやわらかなグラデーションは一点ごとに異なり、使うほどに表情が深まっていく。¥2,640

——最後に、今後取り組んでみたいことはありますか?

気になっているのは、ブリキの石鹸ケースですね。昔はあったと思うんですけど、最近はあまり見かけなくて。普段から固形石鹸を使っているんですが、旅にも持っていけるし、手ぬぐいとも相性がいいんです。そういう、なくなりつつあるけど実はすごくいいものを、もう一度形にできたらいいなと思っています。あとは、徳島で出会ったおかみさんと梅干しの話をしたときのように、やり方を教え合ったり、「正解はないよね」と言い合えたりするようなやり取りが生まれる場もつくれたらいいなと思っています。

俳優・渡部豪太が日本全国各地を巡り、古くから続く伝統技術や工芸品に出会い、その中で心動かされたものを商品化していくプロジェクト「Gotas」。今後、ファンミーティングやイベントも開催されていくという。

●展示会情報
「Gotas Launch Event」
日程:5/29 (金)、5/30(土)開催予定
場所:PANOF中目黒スタジオ
〒153-0042 東京都目黒区青葉台2-20-3 1F
(詳しくはInstagramにて更新します)

▶公式インスタグラム
Gotas(@gotas_official)

渡部豪太(わたべごうた)
1986年生まれ、茨城県出身。俳優。舞台、映画、テレビ、広告などで活躍。十代の頃カナダ留学をした際に、海外から見た日本の良さを再発見。以来、手ぬぐいを愛用したり昔ながらの日用品を集めたり、縫物など手作業をすることが趣味。時代劇の出演がきっかけで習い始めた日本舞通は9年目。2016年から出演していたEテレ系「ふるカフェ系ハルさんの休日」では、日本全国の古民家カフェを100軒以上回り、その経験から得た知識で古民家建築にも知見がある。

Photo/RYUTA SEKI
Styling/MAIKO KOGA
Hair&Make/ atsu.co
Interview/MIHOKO SAITO

この記事を書いた人

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