「ホットオーバーアイス」とは? ブルーボトルコーヒーが教える、自宅でできるアイスコーヒーの上手な淹れ方
暑い日にはゴクゴク飲みたい、よく冷えたアイスコーヒー。コーヒーカルチャーに大きな影響を与えたブルーボトルコーヒーの担当者さんに、本当に美味しいアイスコーヒーの淹れ方を聞いてみました!お家ですぐ実践できるので、皆さんもぜひお試しください!
教えてくれた人
ブルーボトルコーヒージャパン
Kevin Thaxtonさん
ブルーボトルコーヒージャパンにて、Director of Global Product Developmentを務める。ブルックリンのカフェでバリスタとして働きはじめ、コーヒー業界に携わって18年。14年前にトレーナーとしてブルーボトルコーヒーに入社。ブランドが日本初上陸とともに東京へ移住。現在は、ブルーボトルコーヒー全体の品質管理と商品開発をグローバルに担当。
ドリップコーヒーを氷で急冷する、ホットオーバーアイス(急冷)式
ホットオーバーアイスによる抽出は、フレーバーを際立たせるのに適し、深煎りは苦味が強く、浅煎りは特徴がよりクリアに現れる。使用する道具はケトル、ドリッパー、ペーパー、カラフェ、コーヒースケール。
1.セッティング
カラフェに氷を75g、ドリッパーに中細挽きのコーヒー豆を20gセット。
2.お湯を注ぐ
1投目(”投”はお湯を入れること)。挽いたコーヒー豆全体にお湯を広げるよう、ゆっくりと50ccを注ぐ。
3.蒸らす
1投目のスタートから40秒間じっくり蒸らす。
4.さらにお湯を注ぐ
2投目。2投目は1投目よりお湯は多めで、70ccを注ぐ。
5.さらに蒸らす
2投目のスタートから30秒間蒸らす。ここまでで合計1分10秒。
6.仕上げにお湯(3投目)
ラスト、3投目。2投目よりさらに多めのお湯、80ccを注ぐ。
7.カラフェに注ぐ
合計200ccのお湯で抽出するが、カラフェに入れた氷がとけることでコーヒーが冷やされ、目指す濃度にちょうどよく薄まる。
8.ホットオーバーアイスの完成!
グラスに氷を入れ、コーヒーを注ぐ。淹れ方ひとつで、味わいや香りが劇的に変わります!
今年も猛暑が予想されます…!そんな季節にぴったりのアイスコーヒーは、ちょっとした工夫でお店の味にも負けない一杯に。好みの豆を見つけながら、自分だけの“最高の一杯”を楽しんでみてください。
この記事は、「MonoMaster7月号」本誌掲載の内容を抜粋、再編集したものです。
MonoMaster7月号は2025年5月23日(金)発売。
(*一部地域では発売日が異なります)
詳細は、以下表紙画像より!
取材協力:
ブルーボトルコーヒー
清澄白河フラッグシップカフェ
住所:東京都江東区平野1-4-8
営業時間:月〜日 8:00-19:00