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LEXUSのレザーシート廃材が、上質なバッグに!

LEXUSのレザーシート廃材が、上質なバッグに!

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「トヨタ自動車」のカーボンニュートラル推進活動の一環である「TOYOTA UPCYCLE プロジェクト」が、「LEXUS」のクルマをつくる過程で生じるレザーシートの廃材を活用したプレミアム・アップサイクルブランド「Tsugi-Craft by TOYOTA UPCYCLE(ツギ・クラフト・バイ・トヨタ・アップサイクル)」を立ち上げました。

アップサイクルにプレミアムを宿す

Tsugi Craft by TOYOTA UPCYCLE 15-Pouch Large

「Tsugi-Craft by TOYOTA UPCYCLE」が誕生した背景にあるのは、2021年に始動した「TOYOTA UPCYCLEプロジェクト」。“「モッタイナイ」を「もっといい」へ”をコンセプトに掲げ、クルマの製造過程で生じるリユース、リサイクルが難しい廃材に新たな命を吹き込んでいます。これまで、エアバックに使われるナイロン基布の廃材を活用したバッグやアウター、カーボンファイバーや樹脂を使用した名刺入れなどを手掛けてきました。
「TOYOTA UPCYCLEプロジェクト」のスタートから4年経ち、“アップサイクル”の新たなフェーズを迎えるために「Tsugi-Craft by TOYOTA UPCYCLE」を立ち上げたのです。

アップサイクルといえば、ともすれば「廃材を使用しているから安い」というイメージを持たれることもあります。一方で、低価格帯のもので勝負し続けることは、持続可能性という観点で限界があることも事実です。「廃材を使用しているから安い」というイメージを払拭し、アップサイクルという点を抜きにして、商品自体に魅力を感じてもらうことが、多くの人に手に取ってもらうために必要なこと。そこで今回「Tsugi-Craft by TOYOTA UPCYCLE」は、より手間をかけて価値を高め、 “アップサイクルにプレミアムを宿す”ことに挑戦しました。

Tsugi Craft by TOYOTA UPCYCLE 15-Totebag

トヨタ車の場合、レザーに圧力を加え、車種によって異なる用途やイメージに合わせて型を押す工程がありますが、「LEXUS」の場合は型押しを施さず、表面のコーティングもやや薄めに施されているため、柔らかな皮本来の質感をより楽しむことができるのです。
そして、クルマのレザーシートは、夏場の車内は直射日光により70℃近くになり、冬場の寒冷地では-20℃に迫るほど厳しい環境にさらされるもの。さらに、繰り返される人の乗り降りや、時には雨の吹き込みなどもあり、さまざまな環境に対応できる強さも兼ね備えているのです。その一方で、クルマの運動性能や燃費性能の向上を図るため、軽量に仕上げています。

タフで、柔らかい「LEXUS」のレザーシートは、バッグの原料として相性がよく、デザインの面でもその表現力の豊かさが活かされています。
“宿すプレミアム”は、使用する廃材だけではありません。日本のクラフトマンシップによるバッグ縫製工場の細やかな作業と、トヨタ自動車が培ってきた工業的生産技術を融合させたモノづくりにもこだわりが光ります。
ブランド名の“Tsugi”には、廃材を継ぎ合わせる“継ぐ”に加え、“繋ぐ”と“次の未来へ”という3つの想いが込められています。ブランドの合言葉は“ツギの技、ツギの人、ツギの未来”。

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