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最高出力約50馬力/最大トルク約50Nmアップを実現したBMWの限定車「M2CS」が日本国内87台限定で発売!

最高出力約50馬力/最大トルク約50Nmアップを実現したBMWの限定車「M2 CS」が日本国内87台限定で発売!

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美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せたBMWの名車の伝統を引き継ぎ、最もコンパクトでスポーティなMモデル、「BMW M2 CS」がJapan Mobility Show 2025で発表されました。2016年発表の初代「M2」から約10年のときを経て登場となった二世代目。本格的なサーキット走行を可能にするハイパフォーマンスモデルが、日本国内87台限定で発売となったのです。

執筆者: 倉田和馬

BMWって、どんなブランド?

BMWは1916年にドイツで設立された自動車・バイクメーカー。日本ではBMWを「ビー・エム・ダブリュー」と読み、一部のクルマ好きにはBM(ビー・エム)と約されていますが、本国では「ベー・エム・ヴェー」と呼ばれています。元々は航空機エンジンメーカーだったので、いまでも採用されているエンブレムはプロペラと白い雲青い空をイメージしていると「プロペラ由来説」がありました。

その説はBMW JAPANの歴史ページにも掲載され、約90年もの長きにわたって伝えられてきたのですが、2020年にプロペラ由来は正解ではないと発表され「では、どんな意味?」と謎を残しました。

ハイパフォーマンスモデルの「BMW M2 CS」

BMWには、レーシングカーの遺伝子を色濃く継承している「M」を冠するモデルがあります。そのMモデルにも2つのカテゴリーがあるのです。1つめのカテゴリーは「M パフォーマンス」で、これまでBMWがサーキットで培ってきた技術を余すことなく取り入れ、走行性能を高めたモデル。

もう1つがサーキットでの本格的な走行を可能とした「M ハイパフォーマンス」モデルであり、今回登場した「BMW M2 CS」もそのカテゴリーに属します。

「M2」の二世代目が新登場!

「BMW M2 CS」のベースとなったのは「BMW M2」です。2016 年に発表となった初代「BMW M2」ですが、現在販売されているその二世代目。1985年に登場し高性能スポーツカーの地位を確立した「初代 BMW M3」と、1973年に誕生しスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能で名を馳せた「BMW 2002ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトな「M」モデルなのです。

えげつないスペック

「BMW M2」に搭載される直列6気筒 BMW M ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンをベースにチューニングを施すことで、最高出力を約50PSアップの530PSに、最大トルクを約50Nmアップの650Nm となった「BMW M2 CS」。さらに約30kgの軽量化を実施することで、0-100km/h 加速は3.8 秒を実現したのです。(数値はヨーロッパ仕様値)

シャシーもやはり「BMW M2」ベースに専用のエンジンマウントを採用。サスペンションをローダウンするなどセッティングを変更し、サーキットにおける究極のドライビング性能を発揮するえげつないモデルとなったのです。

日常使い可能なハイパフォ車

「BMW M2 CS」は2025年10月30日から開催となったJapan Mobility Show 2025に日本初公開されました。ルーフやトランクリッド、ドアミラー、キャップ、ディフューザーなど、いたるところに炭素繊維強化プラスチックを採用することで、軽量化を図るとともに存在感もマシマシになったエクステリアデザイン。

さらにインテリアもM アルカンターラ・ステアリング、M カーボン・ファイバー・トリム、フロント座席にM カーボン・バケット・シートなどを採用。レーシングシーンを彷彿とさせるデザインとなっています。それでいてリヤシートは大人2名が座れるスペースを確保し、しかもAT 仕様で、日常使いも可能なハイパフォーマンスモデルなのです。

BMW M2 CS
全長×全幅×全高:4,590mm×1,885mm×1,405mm
ホイールベース:2,745mm
車両重量:1,700kg
車両総重量:1,920kg
排気量:2,992cc
エンジン:直列6気筒 M ツインパワー・ターボ
最高出力:390kW/6,250 rpm
最大トルク:650Nm/2,750-5,730rpm
WLTC モード燃料消費率:9.9km/L
メーカー希望小売価格:¥ 14,880,000
BMW カスタマー・インタラクション・センター
フリーダイヤル:0120-269-437
受付時間: 平日9:00-19:00、土日祝 9:00-18:00

この記事を書いた人

オセアニア地区在住。「現場へ遅れず安全に送り届ける」をモットーに絶景へと案内するロケーションハンター。ゆえに低燃費・環境性能・安全機能に興味津々で、日本車・外車を問わず、最新のクルマ情報にアンテナを張り巡らしている。

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