大人が音に酔いしれる80年代に最新機器で回帰！ ローランドの伝説的アナログ音響機器を継承する最新デジタル・リズム・クリエイター「TR-1000」が発売に！

ビンテージ音響機器は入手困難

ヒップホップ、ハウス、テクノなどが花盛りの1980年代。当時、音楽シーンにどっぷり浸かっていた人は、アナログ音源の心地よさを体が覚えているはず。アナログ音源に触れたことのないデジタル世代の人にとっては、逆に革新的な音に聴こえるのかもしれません。

1980年代音楽シーンで、裏方として欠かせない存在だったのがローランドのリズムマシン「TR-808」や「TR-909」。ときは流れて、いまやビンテージ音響機器となった両機種は、もはや入手が困難となっています。

憧れの伝説的リズムマシン

1曲分のリズムを自由に作成できる画期的なリズムマシンとして、1980年に発売された「TR-808」。当時のミュージシャンやプロデューサーの音楽制作に大きな影響を与えました。歯切れのよいスネア、重低音のバス・ドラム、特徴的なカウベルやハンド・クラップなど、その独特なサウンドは、発売から40年以上経ったいまもなお、世界中で根強い支持を集めています。

後継モデルとなる「TR-909」は1983年に登場。アナログとデジタルを融合したハイブリッド音源による個性的なサウンドが特長。1980年代後半以降に隆盛したハウスやテクノなどのダンスミュージックにおいて欠かせない存在となり、現在も多くのアーティストに愛用されているのです。

高尚な趣味のアナログ音源回帰

リズムマシンに限らず、ビンテージ音響機器は超高値で取引されているのが現状です。そうなると、アナログ音源回帰なんて高尚な趣味となってしまいますよね。でもご安心ください。ローランドから発売された最新デジタル・リズム・クリエイター「TR-1000」は、約40年ぶりにアナログ音源を搭載。

伝説的なリズムマシン「TR-808」「TR-909」の系譜を受け継ぎながら、新しいパラメーターと広いダイナミック・レンジで進化し、最新のデジタル・サウンドとサンプリング技術を融合しつつ、アナログ・サウンドを実現しているのです。

フラッグシップ・モデル

「TR-1000」はスタンダードからエクスペリメンタルな表現まで、あらゆるドラム・サウンドを網羅している全方位のサウンド・エンジン。アナログ＆デジタルの高品位な音源、サンプリングが融合し、サウンドの着想から創造、パフォーマンスまでプロフェッショナルの音作りに対応しています。

高度なサンプリング機能が特徴で、ステレオ・サンプリング、リサンプリング、BPM同期、シームレスなタイム・ストレッチ、非破壊スライス編集など、高度なサンプル・ツールを搭載。64GBの内部ストレージに厳選された2,000種以上のサンプルを収録している、リズムマシンのフラッグシップ・モデルなのです。

直感的な操作性

スイッチがやたらと多いプロ仕様の音響機器。使いこなせなくても所有するだけで満足感を得られそうです。最新機器「TR-1000」は演奏性を重視した設計で、耐久性の高いRGBライト付きのステップ・キーは打ち込みやサウンド・コントロールなど、状況に応じて機能が変化します。「TR-REC」ステップ入力、リアルタイム演奏、16段階ベロシティによるダイナミクス、サンプル・スライスなど、幅広い用途に対応。

柔軟な入力モードで理想のフィールを追求し、ステップ単位でタイミングを微調整でき、グルーヴを細かくコントロール。パソコンとのハイブリッド・セットアップ、モジュラー・セッション、スタジオなど、あらゆる環境でシームレスに組み合わせ可能で、直感的な操作性を実現。ビギナーが使用しても満足感を得られそうです。

この記事を書いた人

スタイリスト

矢作優一（Leonardo 45）

アウトドア、インテリア、フードと多岐にわたってスタイリングを手掛ける。撮影で使うプロップを集めるうちに、モノ好きが覚醒。ジャンルを問わず最新モノを手にとってみたい衝動が抑えられず、山のように積まれたモノに囲まれた暮らしをしている。

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