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【マニアックな調味料知識】キャンプ飯にとことんこだわるなら……知っておきたい「スパイス&ハーブ学」

【マニアックな調味料知識】キャンプ飯にとことんこだわるなら……知っておきたい「スパイス&ハーブ学」

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アウトドア用の調味料といえば、調理がお手軽なミックススパイスが流行。でも、こだわり出したら個別のスパイス&ハーブを用意して、オリジナルの味を楽しみたくなる。その前に、スパイスやハーブっていったい何? スパイス&ハーブマスターの遠藤由美さんを講師に「スパイス&ハーブ学」を学び、知識を深めていこう!

執筆者: MonoMaster編集部

代表的なスパイス10種

① カルダモン

◎原産地:インド ◎利用部位:果実 ◎別名:小豆蔲(しょうずく)

ほんのりと柑橘系を思わせる甘く爽やかな強い香り。香りの王様と呼ばれることもあります。北欧、インド、中東などで多用されるスパイスで、肉や魚料理、カレーなどの他、パンや菓子、ドリンクの香りづけにも。

② クミン

◎原産地:エジプト ◎利用部位:種子(植物学上は果実にあたる) ◎別名:馬芹(うまぜり)

カレーを思わせるエスニックな香りでカレー粉やチリパウダーなどのミックススパイスにも使われます。肉や野菜の炒め物などによく利用されます。クミンシードは料理の最初に油と一緒に加熱し、香りを引き出してから料理をするとよいでしょう。

③ クローブ

◎原産地:モルッカ諸島(インドネシア) ◎利用部位:つぼみ ◎別名:丁字(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)、百里香(ひゃくりこう)

甘く濃厚な香りと舌がしびれるような刺激的な風味が特徴。肉との相性がとてもよく、ポトフやビーフシチュー、カレーなどによく利用されます。また果物との相性もよいので、コンポートや焼きりんご、ホットワインなどにも。

④ コリアンダー

◎原産地:地中海沿岸 ◎利用部位:種子(植物学上は果実にあたる) ◎別名:コエンドロ

カレー粉の原料のひとつ。甘くさわやかでほのかにスパイシーな香り。肉や卵料理のほか、クッキーやパンなどにも利用されます。葉の部分はパクチーとして人気のハーブです。

⑤ サフラン

◎原産地:南ヨーロッパ、西アジア ◎利用部位:雌しべ ◎別名:番紅花(ばんこうか)

エキゾチックな芳香と、黄金色の色づけに利用されます。サフランの色素成分クロシンは水溶性。スペインのパエリア、フランスのブイヤベース、イタリアのミラノ風リゾットなど、魚介類や米料理によく利用されます。

この記事を書いた人

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